フィクションとノンフィクションのあいだ。①
これは私の師匠、セラピスベイのnemoさんが書き残したものです。
私も含め、このブログの読者の皆さま一人一人で、意味を読み解いていく必要があります。
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----------転送メッセージ----------
日付: 2013年9月6日金曜日
件名: 第1話 改定版
1話目 アセンションがやってこない・・・(T_T)
2012年の冬至。
それはある種の人達にとっては運命の刻、となるはずだった…。
2012年の冬至、「アセンション」という、
人類もその影響を受けて、
人間は地球に合わせて次元上昇していくためにはどうすればいいの
次元上昇の兆候としてどのようなことが世界で起きているか?
そういった内容が、
情報ソースは、
そういった内容がの数々が、
精神世界やスピリチュアルというキーワードに感化された人々の間
多数の書籍が精神世界コーナーに並び、
ブログで情報発信する者達が、
そして2012年の冬至。
語られていたような変化は、何も起きなかった。
世界には、いつもと変わらない時間が過ぎていった。
人間の本性の片鱗というのは、
2012年冬至の直前になって、
取り繕いとしか思えない内容が、[アセンション]という言葉を掲
冬至の後には、時期が延期されただの、
「ワロスwww」
「おまえら、バカじゃねえの?」
アセンションというキーワードを本気で真面目に受けとめてきた人
最後に届いたメッセージは、
端から見れば、
実際、何も起きなかったのだから。。。
「アセンションがやってこない(T_T)」
気がついたら 2013年になってる
だけど いつもと何も変わらぬ日々
あきらめずに 変化の兆候探してみるけど
どれもしっくりこない
宇宙人降りてくれば
楽にアセンションを語れるけど
どれだけ待ってもどれだけ待っても アセンションがやってこないよ
次元上昇 嘘だったとしか思えない
延期されたと誤魔化してみても いずれは虚しくなるだけ
詐欺の抗議も試してみたけど 見えない相手じゃ意味がない!
だから次は絶対騙されない
僕は現金だけは最後までとっておく
参考:http://www.youtube.com/
…といったような「エアーマンが倒せない」
アセンションという言葉にまつわる事象は、
ブログの大半は閉鎖され、
金儲けの機会に使えなくなった為かは分からないが、
僕はそれらの流れを、興味深く見てきた。
元々、目に見えない世界にも関心は高かったし、
要は、「自分の目に映る現実を超えたところで起きている何か」
おかげで、友人達からは芸人の「もう中学生」の芸名をもじって、
「まだ中二病」というレッテルを貼られていた。
僕にとっては、
中二病やメンへラと言われてしまう世界観の方が、
いつも同じような会話、同じような作業、同じような毎日。
それを繰り返してるだけに何も疑問を感じないことの方が、
それが、僕が中二病のレッテルを貼られる所以なのだろう。
彼等に合わせるのは簡単だった。
彼らの言葉に相槌を打ち、会話を彼等の興味に合わせ、
変わっていない自分の部分を前面にだしておけば、
時に考え方を茶化される程度のことで、
その意味では、僕も彼等とたいした変わりはなかった。
興味の対象という微差があるだけで、
彼等からすれば、アセンションというキーワードも、
ノストラダムスの予言と同類の、
しかし……
だったらなぜ、
1999年のノストラダムスの予言で騒いでいた時よりも、
日本の経営コンサルタントの中でもトップレベルで有名だったよう
「これさえ持っていれば…」「これさえ知っていれば…」
あまりに陳腐で古典的だけど、まだ納得がいく。
だけど、金銭目的とは思えない情報発信者も少なくなかった。
中には高額な怪しいセミナーの告知をしている者もいたが、
大半は情報発信に特化していた。
ブログにありがちなアフィリエイトで収入を得ている感じでもなか
何かの情報商材の紹介をしてくるわけでもなかった。
彼等は、一体何がしたかったのだろう?
「自分は次元上昇する側の人間だ」と、
僕の脳裏に浮かんできていた疑問は、
「なぜ、
「アセンションという概念は一体、
精神世界のようなマイナーな領域でしか広まらないような、
普通に聞けば終末思想などにありがちな妄言でしかないものを、
なぜわざわざ綿密なシナリオめいた流れにする必要があったのだろ
こういった、
僕が中二病のレッテルを貼られる要因なのかもしれない。
まるでタブーのように、
「私、そんなこと言ってたっけ?」と茶化し、誤魔化す者。
世界で何が起きても「アセンションの兆候がでてきた!」
「あいつら、まだ言ってるよwアテンション、アホンション♪」
焼き直しの行動の範疇をでない彼等に、
納得のいくメッセージが語られているものは、何1つなかった。
「実際のところは、実態は分からずじまいか・・・。
別にお花畑系になりたいわけじゃなく、
目新しい情報がない以上、もう調べるのも潮時だろうな。
さて、次の興味対象でも探すとするか・・・。」
部屋にあった精神世界系の書籍を全て古本屋に持っていき、
気分を一新することにした。
「古いものを手放せば、新しいものが入ってくる」
バカバカしいとは思いながらも、
そんな現実が訪れたりしたら・・・という淡い期待を抱きながら。
そんなある日だった。
あの悪魔が僕に語りかけてきたのは…。